富士山に初心者が登る時に気を付けたいポイント

富士山と言えば日本一の高い山ということで知られていますが、その形の美しさなどで魅了される人もいると思います。一度はこの山の頂上まで登ってみたいという人は多いのではないでしょう。一度、富士登山を体験すると多くのことが分かるので、次からは色々な対策が出来ますが、初めて登る時にはやはり分からないことばかりかもしれません。もちろんこれまでに富士山以外の多くの山に登っている人ならある程度は見当が付くと思います。近年はインターネットの発達で色々な体験談や登山の解説などがWebサイト上で記されていたりするので、初心者はまずはそういう所で情報収集することが大切です。

ご存知の通り富士山の標高は約3,776mあります。これを直線と考えたらそれ程の距離では無いように見えますが、真っ直ぐ登ることはなくジグザグになるので相当長い距離になります。また高くなる程、空気が薄くなるため高山病の症状が出てくることがあります。低酸素に慣れるためにペースダウンをしたり、時には少し下って回復を待つことも必要です。木々は全くないので雨や風が吹けば、それらをもろに受けます。退避出来る所は山小屋しかありません。ちゃんとした装備で臨む必要があります。

ところで富士山は麓からの登山も出来ますが、五合目までバスで行くことも出来ます。また登山ルートもいくつかあります。冬の登山は出来ないことはないのですが初心者向きではありません。そのため7月~9月の山開きしている時がよいですが、7月だとまだ雪が残っている場合もあります。

さて富士登山では0泊2日の日程を組み、五合目を夜に出発して、次の日の夜明けに頂上でご来光を拝んで下山するといったことも行われています。これはかなり慣れている人でしょう。初心者でご来光を見る場合は、疲労なども大変でしょうから途中の山小屋で仮眠を取って夜中に出発し、夜明けに頂上に着くようにするとよいかもしれません。暗い中登っていくため、足元を照らすヘッドランプは必須です。

まずは情報収集をして、いつ、どの標高からどのルートでどれぐらいの時間をかけて登るのかを見積もって計画を立てるとよいでしょう。

富士山の魅力

日本一の高さを誇る富士山は、日本を代表する観光スポットです。
世界文化遺産に登録されていることから、国内だけではなく海外から訪れる観光客もいるほど人々を魅了しています。
富士山が人種や文化を越えて人々を魅了する理由は、美しさにあると言えるでしょう。
美しさの源となっているのは、円錐形をした独特の山体です。
頂上からなだらかに広がっていく裾野は非常に美しく、世界的にも高く評価されています。
写真で見るだけでも人々を魅了するほど美しいですが、実際に麓から見ると言葉になりません。
また富士山に魅了されているのは、現代人だけではありません。
古来より神様が住む山として信仰の対象になり、神聖な場所として崇められてきました。
人々が富士山に神様が住むと考えるようになったのは、激しい噴火を繰り返してきたからです。
そのため平安時代の初期には麓に浅間神社を建立し、後期には修験道となり山頂には大日寺が築かれました。
その後は修験者だけではなく一般庶民も参拝をするようになり、江戸時代には巡礼をするのが大流行しました。
明治時代には女性にも山頂登山が解禁されて、交通網の発達とともに一般化していった歴史があります。
また信仰の対象としてだけではなく、富士山は古くから芸術家たちを魅了してきました。
有名なのは浮世絵の富嶽三十六景で、世界的にも広く知れ渡っている芸術品です。
しかし富士山は日本最古の歌集である万葉集にも登場しており、その後に編纂された古今和歌集などにも登場しています。
さらには古典的な小説や俳句にも登場していていますから、その時代の人々を魅了していた証と言えるでしょう。
現在は千円札の裏に描かれている富士山ですが、これまでにも繰り返し紙幣の図柄として使われてきました。
それほどまでに日本人にはとってかけがえのない存在なので、これからも富士山の環境を守り魅力を多くの人々に伝えて、後世に残していく努力を続けなければいけません。