富士山の魅力

日本一の高さを誇る富士山は、日本を代表する観光スポットです。
世界文化遺産に登録されていることから、国内だけではなく海外から訪れる観光客もいるほど人々を魅了しています。
富士山が人種や文化を越えて人々を魅了する理由は、美しさにあると言えるでしょう。
美しさの源となっているのは、円錐形をした独特の山体です。
頂上からなだらかに広がっていく裾野は非常に美しく、世界的にも高く評価されています。
写真で見るだけでも人々を魅了するほど美しいですが、実際に麓から見ると言葉になりません。
また富士山に魅了されているのは、現代人だけではありません。
古来より神様が住む山として信仰の対象になり、神聖な場所として崇められてきました。
人々が富士山に神様が住むと考えるようになったのは、激しい噴火を繰り返してきたからです。
そのため平安時代の初期には麓に浅間神社を建立し、後期には修験道となり山頂には大日寺が築かれました。
その後は修験者だけではなく一般庶民も参拝をするようになり、江戸時代には巡礼をするのが大流行しました。
明治時代には女性にも山頂登山が解禁されて、交通網の発達とともに一般化していった歴史があります。
また信仰の対象としてだけではなく、富士山は古くから芸術家たちを魅了してきました。
有名なのは浮世絵の富嶽三十六景で、世界的にも広く知れ渡っている芸術品です。
しかし富士山は日本最古の歌集である万葉集にも登場しており、その後に編纂された古今和歌集などにも登場しています。
さらには古典的な小説や俳句にも登場していていますから、その時代の人々を魅了していた証と言えるでしょう。
現在は千円札の裏に描かれている富士山ですが、これまでにも繰り返し紙幣の図柄として使われてきました。
それほどまでに日本人にはとってかけがえのない存在なので、これからも富士山の環境を守り魅力を多くの人々に伝えて、後世に残していく努力を続けなければいけません。